興一利不若除一害

モンゴル帝国の元祖フビライの参謀 耶律楚材(やりつそざい)の言葉です。10年以上前に、陳瞬臣さんの小説() で、読んで、その後、確か新聞のコラムで紹介されていて覚えていた言葉です。
なにか気になっていたのですが、これまで、その意図が良く分かりませんでした。自分の指向とは合わないなぁ とか 思っていたりもしました。
この前から読み砕いているの大本のデシプリン『システム思考』では、おなじ意図のことが書かれていて 『はっ』としました。おそらくは、この言葉の意図は 『有効そうな新しい仕組みを導入するよりも、現状の仕組みの障害となっている部分を見つけて取り除く(改善する)ことの方が効果が高い』 ということを言っているのではないか? とよぎったのです。
楚材は、拡大するモンゴル帝国の戦略行政に力を発揮した人物です。異文化や異教徒をあえて否定せず、統治に成功したとも 記憶しています。もしかしたら、楚材にとっての征服は「能率的文化圏の融合」を意味していたのかもしれません。
『システム思考』で『学習する組織』・・・・。私の中の当面の課題になりそうです。