今日の小咄

前回は、『再現可能な職業能力』=キャリア を 『自覚する』という重要性についてお話しました。『再現可能な職業能力』を『具体的』に『自覚する』ことで、その能力について、より確実に発揮ができ、応用が可能になり、なおかつ、他人を育成できることになるということをお話しました。今日はその『自覚する』作業をどのようにやっていったら効果的かという部分についてお話します。
私が考える『再現可能な職業能力』=キャリア の 『自覚する』作業は、一言で言えば、『分解して他人より優れていると分かるものに置き換える』という作業です。
前回もお話したように『自覚する』ときには、それが『具体的』でなければ意味がありません。その為にまずおこなう作業としては、自分の能力を分解することです。有名なベストセラー で、著者のロバート・キヨサキは、『知識とは分けること』と言っています。たとえば、
給与計算を知っている
ということと
社会保険事務と給与事務を知っている
とを比べてみれば、それだけ給与計算に対する知識を多くもっていることが伝わってきます。この様にまず、自信の業務をどれだけ細分化できるかが、それに対する知識量になってくる訳です。
さて、ではどのくらいのレベルの分類が必要か?それは、自分が他人よりも優れているということを証明できるレベルでなくてはなりません。例をお話すると、私はシステムについての知識を比較的多く持っていますが、
CSVファイルをエラー無く人事システムへ取り込むには、区切り文字と引用符と
文字コードを正しく設定しなくてはならない。
ということを知っています。ビジネスは、非常に複雑になってきています。その中で、自分が他人より優れている箇所を説明できる分類とは、この様なレベルまで細分化して理解しているものであるはずです。
この様な 詳細なレベルを具体的に認識するには、おそらく、自分の『再現可能な職業能力』についての周辺の基礎情報を、仕事とは別に学習する必要があると思います。そうでなければ、同じく、システムへの情報の取り込みについての能力についても
なんどかやったことはあるので、たぶん大丈夫だと思います。
という説明になってきてしまうからです。
まずは、自分の『再現可能な職業能力』を認識し、分類してみてください。そこで上手く分類できないときには、それに関連する情報を調査してみることです。調査をすれば、自分が理解していないことが次々とでてくるはずです。それを粘り強く、学習していくことが『具体的』に『自覚する』ための方法であるといえます。そして、実はこの作業が自分の仕事の質に返ってきます。『自覚した』キャリアによって、自信の確実性、応用性、が高まり、他人を教えることができるからです。
前述のには、また、『社会人になってからの宿題が大切だ』とも書かれています。本著は、お金に関する知識についての宿題を指していたと記憶していますが、私自信は仕事には直接的には関係しないかもしれない情報の学習=自分の『キャリア』のための学習も同様であると考えています。
自分の『再現可能な職業能力』を分解する。そして、『他人よりも優れていると分かるものに置き換える』この作業ができること。今日はそのお話をしました。
次回は、キャリアのバランスについてお話したいと思います。